CBXの偏光レンズがSPXシリーズとして全面的に改良されました。

     このページでは改良されたポイントと新しくなった特徴的なカラーについて

     お知らせしたいと思います。

     SPXシリーズがどのようにして開発されたかといいますと

     CBXでは普通の偏光レンズ(偏光度が高く色も濃い)とSPシリーズという

     偏光度は高く、色は薄い2つのスタイルの偏光レンズを取り扱っていました。

     それぞれに長所と短所があります。

     普通の偏光レンズは性能を良く(偏光度が99%と高い)すると、天気の良い

     日中に使うような色の濃いものとなってしまい、

     朝方や夕方では、暗くなって見にくく使いにくいものでした。

     そこで色の薄い明るいレンズを作るのですが、偏光度は低く、特定の色が

     使用する場面によっては抜けて見える「色抜け現象」もおきてしまいます。

     そこで登場したのが色が薄く明るい、そして偏光度の高いSPシリーズです。

     SPシリーズは色が薄く明るい特徴と高い偏光度(98~99%)を維持するという

     長所を両立した優れたバランスの偏光レンズでした。このSPシリーズで培った

     高い技術とノウハウを注ぎ込んで出来上がったのがSPX偏光レンズです。

     今回の新製品SPXはすべてのカラーで新開発の偏光フィルムを使っています。

     それによって、ライトカラー・ミドルカラー・ディープカラーのすべての色で

     明るさ・色抜けの無さ・偏光度の高さの三拍子揃った高性能偏光レンズが

     ご提供できるようになりました。

SPXシリーズ のカラーと偏光度
透過率
偏光度
 濃度目安
SPXパールグレイ
41%
99%
   薄い

 LIGHT COLOR

SPXドゥーブル
41%
99%
SPXライトグリーン
40%
99%
SPXライトブラウン
40%
99%
SPXキャメル
38%
99%
SPXライトコパー
37%
99%
SPXミドルブラウン
34%
99%
   中間

 MIDDLE COLOR

SPXミドルグレイ
32%
99%
SPXミドルドゥーブル
32%
99%
SPXミドルグリーン
32%
99%
SPXコパー
32%
99%
SPXブラウン85
18%
99%
   濃い

 DEEP COLOR

SPXグレイ85
17%
99%
SPXグリーン85
15%
99%
  SPXシリーズの偏光レンズはすべて夜間運転不適合です。

  夕暮れ時や夜間の運転などは装用しないようにお願いします。

ディープカラータイプ:濃い色のSPXシリーズの特徴

強い日差しの下でのコントラストの高い視界の提供や眼の保護を

得意とする濃い目のカラーのグループです。透過率は15%~18%

晴天・ピーカンな日中に最も力を発揮します。日陰の無い沖釣・磯釣。

登山やドライブに適しています。

SPXグレイ85
透過率 17%(13%)
SPXグリーン85
透過率 15%(11%)
SPXブラウン85
透過率 18%(14%)
透過率は マルチコート (ノンコート) の数値です。
DEEP COLOR TYPE
時 間 帯
天   候
スポーツ
釣   り
早朝
昼間
夕方
曇天
薄曇
晴天
快晴
ドライブ
ゴルフ
登山
テニス
管釣
バス
渓流
エギ
磯釣
沖釣
SPXグレイ85
×
SPXグリーン85
×
SPXブラウン85
×
◎おすすめ/○良好/△可/×危険  

スポーツでドライブには自転車。登山にはハイキング。テニスには野球を含みます。

釣りの管釣は管理釣り場の略で釣堀や川に放流した魚を釣らせる場所の事です。      

ミドルカラータイプ:中間濃度のSPXシリーズの特徴

日中に最適な中間濃度でオールマイティーな偏光レンズ。まぶしさを和らげると共に

特定な色を際立たせるフィルター効果を向上されているものもあります。

今回の機能向上はライトカラーの偏光レンズの開発で培ったノウハウを

利用頻度の高いミドルカラーに注ぎ込みました。

天気の良い条件で最も力を発揮します。日中はまぶしさを程よく抑えて

作業能率を高めてくれるでしょう。

SPXミドルグレイ
透過率 32%(28%)
SPXミドルドゥーブル
透過率 32%(28%)
SPXミドルグリーン
透過率 32%(28%)
SPXミドルブラウン
透過率 34%(30%)
SPXコパー
透過率 32%(28%)
透過率は マルチコート (ノンコート) の数値です。
MIDDLE COLOR TYPE
時 間 帯
天   候
スポーツ
釣   り
早朝
昼間
夕方
曇天
薄曇
晴天
快晴
ドライブ
ゴルフ
登山
テニス
管釣
バス
渓流
エギ
磯釣
沖釣
SPXミドルグレイ
×
SPXミドルドゥーブル
×
SPXミドルグリーン
×
SPXミドルブラウン
×
SPXコパー
×
◎おすすめ/○良好/△可/×危険  

スポーツでドライブには自転車。登山にはハイキング。テニスには野球を含みます。

釣りの管釣は管理釣り場の略で釣堀や川に放流した魚を釣らせる場所の事です。      

ライトカラータイプ:薄い色のSPXシリーズの特徴

明るい外観と高偏光度を併せ持った高性能な淡色カラーのレンズです。

常用していて、曇ったり日が翳っても明るいから安心です。

オールマイティーに使え、条件や環境が変化しがちなドライブや自転車での利用に適し、

早朝や夕方の釣りや木陰での渓流や管理釣りも得意分野です。

特にブラウン系の3色は全天候型で最も明るい偏光レンズです。

SPXパールグレイ
透過率 41%(37%)
SPXドゥーブル
透過率 41%(37%)
SPXライトグリーン
透過率 40%(36%)
SPXライトブラウン
透過率 40%(36%)
SPXライトコパー
透過率 37%(33%)
SPXキャメル
透過率 38%(34%)
透過率は マルチコート (ノンコート) の数値です。
LIGHT COLOR TYPE
時 間 帯
天   候
スポーツ
釣   り
早朝
昼間
夕方
曇天
薄曇
晴天
快晴
ドライブ
ゴルフ
登山
テニス
管釣
バス
渓流
エギ
磯釣
沖釣
SPXパールグレイ
×
SPXドゥーブル
×
SPXライトグリーン
×
SPXライトブラウン
×
SPXライトコパー
×
SPXキャメル
×
◎おすすめ/○良好/△可/×危険  

スポーツでドライブには自転車。登山にはハイキング。テニスには野球を含みます。

釣りの管釣は管理釣り場の略で釣堀や川に放流した魚を釣らせる場所の事です。      

偏光メガネ研究会会員店で釣りに造詣が深いおみメガネ店の小見さんがSPXの感想を寄せてくれました。

現行のSP3色に相当するSPXは、偏光度の違いは確かに感じます。
例えば、SPパールグレイとSPドゥーブルを軸を直交させて2枚重ねた時と、
SPXの同色を2枚重ねてみた時では、明らかに光の透過が違います。
それと、数字だけを見ると若干濃くなっているようですが、
ライトグリーンなどは体感的に明るく感じます。


今回の新製品は、SPシリーズ以外のライトカラーが
置き換わったことに意義があると思います。
若干暗くなっていますが、ブラウン系でも、
全く青抜けを感じないのは素晴らしいと思います。
それと、色にメリハリが出来ました。
以前は、ハリカンスモークとベドウィンブラウンの
2色の偏光フィルムをベースとし、他の色は
レンズ素材への染色でカラーバリエーションを作っていた
様ですが、今回は偏光フィルムのベース色を増やしているため、
色の違いが顕著になりました。

それにしても、今回のSPXシリーズで、
CR偏光レンズは大きな進化を遂げたと思います。

海で、太陽が高い位置にある条件で確認してみました。
昼過ぎに確認してきましたが、
やはり、すべての色で、青や緑の色抜けは感じませんでした。

ブラウン系は色抜けを感じやすいカラーですが、
旧モデルのライトカラーでは明らかに緑が抜けるのに対して
SPXの3色はどれも不自然な抜けはありません。
水面の反射が完全に消える訳ではありませんが、
レンズカラーに近い色で抜けるだけなので、
周囲の色との差が無く、目に障りません。
非常に素晴らしいレンズだと思います。


渓流、ブラックバス、アオリイカなどの釣り人には、
(対象魚を目で確認して釣るのでサイトフィッシングといいます)
明るさと、コントラストが重要なテーマです。
SPXライトコパーを薦めておけばまず間違いないと思います。

薄暮での明るさを要求されれば、
SPXライトグリーンかSPXライトブラウンが好適です。
磯や船の場合は、逆に眩しさを防げるほうがよいので、
ミドルカラー、ディープカラー何でもいいと思います。

利用目的別のカラーについて。

偏光サングラス研究会に入っているお店にはSPXのレンズ見本が取り揃えてありますので、

お使いになりたい条件を考慮に入れて実際に目に当てて確認していただくのが最も良いのです。

是非、お店にお越しいただいて目的にあったレンズを探し当てて下さい。

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